帝釈峡とは?
帝釈峡(たいしゃくきょう)は、中国山地に位置する広島県北東部の庄原市東城町(旧東城町)及び神石高原町(旧神石町)にまたがる、全長18キロメートルの峡谷です。国の名勝(1923年)に指定され、比婆道後帝釈国定公園の主要景勝地です。さらに、日本百景の一つとされ、広島県安芸太田町の「三段峡」と共に広島県を代表する景勝地として知られています。国内有数の峡谷で、「日本五大峡」の一つと地元では伝えられていますが他の4つはわかりません。
帝釈峡の名所紹介
代表的な名所をご紹介します。
![]() | 雄橋 (Onbashi)全長90m、幅18m、厚さ24m、川底からの高さ40mの日本一の天然橋で、国の天然記念物にも指定されています。世界三大天然橋として広く知られています。(あと二つはスイスのプレビシュ、アメリカ合衆国バージニア州ロックブリッジ郡の Natural Bridge といわれています。) |
![]() | 断魚渓 (Dangyokei)雄橋から300メートルほど下流に位置する渓流で、帝釈峡唯一の急流です。下流の魚が上流へ上っていけないほどの勢いがあることからこの名が付けられました。 |
![]() | 神龍湖(Sinryu-ko)帝釈峡国定公園内の下部に位置する、周囲24km、全長8kmの人造湖で、4月下旬には湖水開きを行い、遊覧船で新緑を楽しむことができます。 秋には神龍湖に面する山々が、赤く燃えるような紅葉を楽しむことができます。 |
![]() | 矢不立城址公園(Yatatazu castle ruins park )神龍湖を眼下に眺めることができます。天文12年(1551年)庄ノ二朗三朗の居城であったと伝えられています。山頂には神社があり、そこから見る帝釈峡は絶景といわれています。 |
![]() | 下帝釈(Simotaisyaku)人間があまり立ち入ることがないため、帝釈峡の中でも秘境といえます。他では見られない雄大で美しい景観は訪れた人々を魅了します。複雑に入り組んだ渓谷を足元に見下ろせる花面公園や立石城址など隠れたポイントがあります |
![]() | 下帝釈幻の鍾乳洞(Stalactite cave)広島県で最長の鍾乳洞で戦後は殆ど忘れ去られていましたが1993年に再発見されました。奥行きが長く難コースでガイドがないと入れません。人の手が入っていないので、珍しい造形が豊富に残されています。2018年4月に崩落が見られたため、現在はガイドツアーを中止にしています。 |
帝釈峡エリアマップ
帝釈峡の施設等は帝釈峡観光協会へお問合せください。帝釈峡観光協会HP

帝釈峡へのアクセス
【自動車】
中国自動車道「東城IC」下車し西へ約10km(およそ15分)
山陽自動車道「福山東IC」下車し北へ約55km(およそ1時間40分)
【電車利用の場合】
芸備線「東城駅」下車
タクシーで約20分
神龍湖行きのバスは走行していません。東城町側・上帝釈へは1日4便バス(備北バス・始終線)が運行しています。詳しくはこちらをご覧下さい。備北交通HP